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Case 5

■ 虫の卵に見えたピーマンの種

異物異物 

 異物の顕微鏡写真異物の顕微鏡写真

直径約3mmのこの物質。

遠くから見ると、虫の卵みたいにも見えますが、顕微鏡観察すると植物細胞が見えました。

しかも、細胞壁の形に見覚えが・・・。

これ、おそらく、ピーマンの種です。


ピーマンの種ピーマンの種

ピーマンの種の顕微鏡写真ピーマンの種の顕微鏡写真


このちょっと尖った特徴のあるカワイイ形、表面のポコポコ感、扁平な体、色や大きさ、細胞の色や形・・・

どれをとってもピーマンの種にソックリ!



混入していたのは、なんと!  「緑茶の缶の中」!!


いやー。
お茶の中からコレが出てきたら、さすがに驚きますよねぇ。
虫の卵かもしれないと思っても仕方がいと思います。



でも、どうして緑茶の缶の中に入ったのかなぁ。
緑茶工場で、ピーマンを使ったものを製造していたとか?
  ・・・そんなことは無かったし。
工場の人が、ピーマンの種を手や顔に付けていたとか?
  ・・・可能性は否定でないけども、いくらなんでもねぇ。



これは開封直後のお茶から発見されたものではなくて、
ご家庭でしばらく使用していたお茶から発見されたものなのです。

もしかすると、料理の最中にお茶の缶を開けてしまって、
たまたまピーマンの種が缶の中に入ったのかもしれませんね。



種子の鑑別方法
種子の鑑別には、種子の色、形、大きさ(もしくは重さ)、硬さ、光沢、表面の質感、綿毛などの特徴というような、外観的な特徴から調査していきます。その後、同種植物の種子が手に入れば顕微鏡観察等による比較を行います。

例えばアサガオの種子では、
「光沢の無い濃褐色で、表面には短毛が散生する。全体は半円形で、背面は狭い楕円形。横断面は扇状形。へそ周辺は短毛が密生し、環状の模様を示す。」
というような特徴を確認し、実際にアサガオの種子が手に入れば顕微鏡などの比較試験をして細胞形態などを確認します。




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