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Case 39

■ 鶏の羽

鶏の手羽先についていた異物

こんにちは。異物検査員です。

これは、鶏の手羽先に付いていた異物。
鶏を、醤油と酢で煮込んだ惣菜から見つかったものです。

手羽先から検出された異物 ←これが異物。

これは鳥の羽なんですけれど、長さは約3.5cmと、とにかくデカイ!
これが調理中に見つからなかったのか、とても不思議です。



鳥の羽の特徴
鳥の羽の特徴を文章で書くと、
中央に太い羽軸があって、
そこから一定方向に羽枝が広がっていて、
羽枝からはさらに小羽枝が広がっていて、
小羽枝にはがある・・・となります。

異物をどんどん拡大していくと、それらの羽の特徴が見えてきます。

異物先端部の拡大写真 ←先端の拡大写真。
異物の先端は毛の集まりみたいな感じ。筆っぽい。

異物を広げた時の拡大写真←異物を広げた時の拡大写真。
異物をほぐして広げてみると、中央部に太い軸が見られます。これが羽軸

羽を顕微鏡で拡大←顕微鏡で拡大。
羽軸から伸びている毛が確認できます。これが羽枝

羽をさらに拡大←さらに拡大。
羽枝からさらに小さい毛が伸びています。これが小羽枝

羽をさらに拡大 小羽枝の節←さらにさらに拡大。
小羽枝にはが認められます。

ちなみに、鳥の羽は爬虫類のウロコが進化したものと考えられているそうです。
へぇ・・・ウロコがねぇ・・・。


あと、異物の中で多いのは、水鳥の羽 (いわゆるフェザーと呼ばれるもの)。
水鳥の羽は保温性に優れているので、ダウンジャケットとか羽毛寝具などから出てくることが多いのですが、その羽を顕微鏡で見ると、上に書いたような鳥の羽とはかなり違っています。

その話は、またいずれ~。









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