左の写真は、「ルミノール反応」によって、血が発光している様子を示しています。
探偵小説や刑事ドラマなどでおなじみのルミノール試験。
ご存知の方も多いでしょうが、血液にルミノール試薬というものを反応させると、青白く化学発光します。そして、暗闇でルミノール試験を観察すると、写真のようにキレイな光を見ることができます。
まるでラピュタの飛行石みたいで、とてもきれいですよ。
この反応は血液に特異的なものです。つまり、土や植物、血液が混ざっていない体液には反応しません。だから、トマトや赤い絵の具、赤土をいくら反応させても、写真のような発光現象を見ることはできません。
ところで、実際の異物事例では、
「サンドイッチに赤いものが付いていたが、血液かどうかを調べて欲しい」
というご相談があります。
そのほとんどが、サンドイッチに入っているケチャップやトマトが付いたものなのですが、
たまに本当に血液が付いていることがあります。
この場合、大抵は、「サンドイッチを噛んだ場所」 の近くに血液が付着してます。そして、この現象は、寒くて乾燥している冬場に多いのです。
このことから推測されることは・・・
もし噛んだ部分に赤い染みが付いていたら、
口を開けた時に、自分の唇が切れて、血が付いた可能性が高いということ。
特に冬場は乾燥しますからね・・・唇が切れちゃうこともありますよね。
もし、噛み跡から赤い染みが見つかった時には、まず自分の唇が切れていないかどうかをチェックしてくださいね。
でも、自分の唇が切れていなかったり、全然別のところに赤い染みが見つかったら、その商品は食べないようにしてくださいね〜。
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